校長挨拶

校長挨拶
2021年度新学期も、前年度同様、世界的感染拡大の中、緊急事態宣言下において迎えることとなりました。そのため本校の感染対策マニュアルも引き続き厳しいものを適用しておりますが、内容の厳格さやこれを理解していただくことに加えて順応性や信頼といった姿勢も全員に求められています。
安全で伸び伸びとした環境を提供し、可能な限り最高の条件下で学べるよう、感染対策マニュアルをきめ細やかに実施していくことが絶対的な最優先課題となります。
実際、このような学習・生活環境においてこそ私たちの一番の目的を達成することができるのです。
それは、子供たちを成功に、個々の成功に導き、学習計画や進路指導に際して彼らに寄り添い、それぞれの人生で自らが主役となり、良識ある市民となるために不可欠な足がかりを与えることです。
また今年度は、本校にとりまして二つの大きなプロジェクトが実を結ぶ年でもあります。
一つは、本校別館となる新校舎の整備です。改修工事は学年度末には終了予定で、2022年新学期からは、生徒数の増加に対応することができるようになるとともに、本校舎にほど近い素晴らしい環境で初等科の新3年生・4年生・5年生を受け入れることが可能となります。
二つ目は、学校運営方針の策定です。これは本校の教育・指導方針の大きな指標となるもので、すべての教育関係者を動員する行動指針であり、それぞれにとって意味を成すべきものとなるはずです。
マスクで隠れてはおりますが、生徒たち、皆様のお子様方を本校に迎えることができ私共も大変嬉しく思っております。本年度が学業成就と開花の年となりますよう、教職員一同尽力して参る所存です。また子供たちも、ここ東京国際フランス学園に入れたこと、戻ってこられたことをマスクの下でとても喜んでいると信じております。
皆様にとりまして本年度が素晴らしい年となりますようお祈り申し上げます。
東京国際フランス学園校長 アンヌロール・カンペルス